【私の職務経歴】

 
私は新卒で半導体装置メーカーのグループ会社に入社しました。
はじめは、外貨両替の業務をしていました。
この業務は、海外に出張者が現地で使う外貨を手配すると言う仕事でした。
・・・言うならば、国際空港内にある銀行の両替用の出張所みたいなもんです。

外貨両替業務にも慣れた頃、経理業務が追加されました。
私は、日次業務(Daily)担当でした。
毎日、入金の確認・送金・小口現金の管理などをしていました。
支払いは、毎日のように発生する会社だったので支払い漏れがないかどうか、毎日スリリングな日々を過ごしていました。
数字と電卓が友達、みたいな仕事でした。

この2つの業務のお陰で、妙に電卓を叩くのが早くなったり、お札を数えるのが銀行員顔負けのプロっぽさが身についた気がします・・・・

ちなみに外貨業務は、キャッシュレス化が進み業務量が減り続け、仕事自体が無くなってしまいました。
海外では、キャッシュよりクレジットカードが主流ですからね。。


その後、暫く経ち総務の業務担当者が退職することになり、彼女の業務を私が引き継ぐことになりました。
主に総務・社長秘書業務が追加になりました。


それから数ヵ月後、グループ会社同士で合併して新しい会社になりました。
新しい会社では、総務に異動しました。
以前やってた仕事と同じような総務の仕事をしていました。

 


元々英語が好きだったので、会社が終った後に英語学校に通ったり、NHKラジオ英会話を聞いたりと勉強していました。
また、外国人に日本語を教えたり、英語で会話したりしていました。
そのうち、英語を使った仕事がしたいなぁと漠然と思うようになりました。
会社で英語を使った仕事がしたい!と言った所、ただ「英語が出来るだけじゃダメだよ。英語+アルファーがないと仕事はできないよ。」と言われてしまいました。

今いる会社で英語を使う部署は、輸出輸入の業務をしている部署でした。
でも、いきなり輸出輸入業務と言うのは、知識も経験もない人間が出来るものじゃないということで、まずは物流の知識・経験を積むべく国内の物流部署に異動になりました。

主に半導体製造装置の部品の出荷や、サービス(修理や定期点検など)の売り上げをチェックする仕事をしました。
ここでは、ストックとの連携・営業(とその先にいるお客さん)との連携の大切さをしりました。
今までは主に黙々と1人仕事をする業務だったのが、いろんな人と係わり合いの大切さを知りました。
そして、なによりも突発的な出荷が多いことにびっくりしました。
定時を過ぎても普通に出荷手配お願いします♪という依頼がしょっちゅうありました。。。

 


そして数ヵ月後、輸出の業務の部署に異動することに。
初めて英語だらけの書類を見て(INVOICEやMSDS,BLなど)そうそうそう!これが私のしたかった仕事!とか思ったり、突発的な出荷依頼は輸出でも多かったり、色んな貿易規制があったり、と知らない事だらけでなかなか慣れなかったです、、、

輸出と国内の出荷での最大の相違点は、モノの移動が国境を越える。と言うことだなぁとつくづく思いました。
国内出荷では、トラックのチャーターさえ何とかなれば出荷が可能な貨物でも輸出となると輸出規制に引っかかるものかどうか確認して、規制対象物である場合は、包括ライセンスが必要だったり、仕向け地によっては個別にライセンスを取らなくてはならなかったり(そしてそのために、経済産業省にその都度提出する必要があったり、、、)などなど、色んなケースがあります。

その都度、必要に応じた臨機応変な対応が必要になるんだな~と感じました。

 

このサイトを作ったのは、「貿易業界で実際に働いている人」が貿易関係の仕事に就きたい!という人に対して「貿易業界ってこういう業界だよ」というのを書きたいな・・・と思って作りました。
また、貿易業界以外で働いてる人にも、「貿易業界ってこういう業界だよ」っていうのを書きたいなぁと思いました。

学生時代の友達と話していて面白いのは、やっぱり自分と違う業界の話を聞く時です。
同じ業界にいる人と話しているのは、やっぱり同じような考えの人が多く、それが当たり前(業界の常識??)となりがちですが、別の業種の友達はなしていると、「色んな世界があるんだな~」と思います。

 

とても長くなってしまいましたが、貿易業界を目指すには、貿易実務検定の資格があると有利だと思います。
学生さんはもちろん、転職・再就職を目指している方も、自分の実力を公式に示す資格があると履歴書にもかけるし自分の自信に繋がる。と思います。
担当する業務によっては、使わない知識も勉強しなくてはいけないかもしれないけれど、、貿易全体の流れを知った上で自分が今どの位置の業務をやってるのかを知る。と言うのは、とても大事なことだと思います。
貿易業務の流れを知っていれば、自分の業務とかかわりあっている人たちがどんな業務をやっているのか知ることができるし、それを知れば、相手の立場にたって仕事を提供することが出来ると思います。
折角取る資格ですもの。
やっぱり、仕事に活かしたいですよね

では、このサイトを読んでくださった方が貿易実務検定に合格することを心より祈っています

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